心躍るリズミカルなティンパニーの轟き、
さらに輝かしいトランペットの響きに導かれ、
歓喜の合唱(Jauchzet, frohlocket !喜びの声をあげよ、喜び踊れ!)が始まる。


 このように、J.S.Bachのクリスマス・オラトリオは、クリスマスを迎える喜びに満ちあふれ幕が開かれます。私どもの合唱団は、この感動あふれる第一声の虜になっている者達の集まりです。
  明治学院クリスマス・オラトリオ合唱団(現 東京クリスマス・オラトリオ・アカデミー)の発足は1997年ですが、その淵源は1963年まで遡ります。当時、12月の演奏会というと、Beethovenの第九交響曲が主流でしたが、東京芸術大学、東京女子大学クワイアおよびKAY合唱団がHandelのメサイアを演奏し、異彩を放っていました。
 その様な状況の中、私共は日本ではまだマイナーであった、J.S.Bachのクリスマス・オラトリオを池宮英才先生の指揮により、全曲演奏に近い形でチャレンジしました。この様な意味で私共は、日本におけるクリスマス・オラトリオ演奏の草分けとしての誇りを持っております。同時にその普及が私共に課せられた使命と考えております。
 最近はクリスマス・オラトリオにとどまらず、Haydn“天地創造”、Handel“メサイア”ベートーヴェン「ミサ.ソレムニス」J.S.Bach「マグニフィーカト」もレパートリーに加え、2008年11月16日にJ.S.Bach「マタイ受難曲」を演奏しご好評をいただきました。
 設立当初は明治学院関係者のみで組織しておりましたが、現在は一般の方も多数入団され、団名も2003年9月より「東京クリスマス・オラトリオ・アカデミー」に改称いたしました。ご一緒にキリスト教音楽を演奏しませんか。(団員募集をご覧下さい)
 今後も私共はクリスマス・オラトリオを中心に歌い続けます。皆様のご支援をお願いいたします。