東京クリスマスオラトリオアカデミー
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■合唱団

当合唱団の源流は、「明治学院大学グリークラブ」です。グリークラブは名誉指揮者池宮英才氏の指揮により、1963年から1991年までの28年間に渉り、クリスマス・オラトリオを演奏して来ました。その間クリスマス・オラトリオ演奏のパイオニアとして、また日本におけるクリスマスシーズンの宗教音楽の演奏会として名声を博して参りました。
 しかし1992年から諸般の事情で演奏の中断を余儀なくされましたが、1997年6月、J.S.BACHをこよなく愛するグリークラブのOB・OGと、その家族及び関係者によって「クリスマス・オラトリオ」を研究、演奏することを目的に「明治学院クリスマス・オラトリオ合唱団」(現
東京クリスマス・オラトリオ・アカデミーを結成し、「クリスマス・オラトリオの明治学院」として復活しました。以降毎年12月に「クリスマス・オラトリオ」を演奏し、2006年12月で10回を迎えました。
 2000年12月にはバッハ没後250年を記念して、ブレーメンの音楽隊で有名なドイツ・ブレーメンのSt. Petri Domにおいて、ブレーメン・ドーム・コールとジョイントでクリスマス・オラトリオ演奏会を開催、また、2004年3月にはヘンデル「メサイヤ」を、2005年7月にベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」を演奏いたしました。2007年7月22日に創立10周年記念としてJ. S. Bach「マグニーフィカト」ほかを、2008年11月16日にはJ. S. Bach「マタイ受難曲」他を東京芸術大学奏楽堂にて演奏いたしました。次回公演は2016年7月18日J.S.BACH「ミサ曲ロ短調」です。
 2003年9月に団名を「東京クリスマス・オラトリオ・アカデミー」に改称、大学OB合唱団から脱皮し、広く一般の宗教音楽愛好家の方にもご参加頂くよう体制を改めました。


■永久名誉指揮者 今は亡き奥田耕天氏とともに、今日のキリスト教音楽の隆盛を築いた、日本を代表する宗教音楽家である。氏の指揮により45年間という半世紀近く演奏された「東京女子大学クワイヤのメサイア」と、28年間演奏された「明治学院大学グリークラブのクリスマス・オラトリオ」は、日本キリスト教音楽界の不滅の業績である。
 氏、自らが歌い、指導する合唱指揮法は、数多い合唱指揮者のなかでも抜きん出た存在である。その声は、輝かしいハイ・バリトンで、キリスト教音楽には欠かせないトランペットを連想させる。公演前のリハーサルでは、日本を代表するソリストに対し、氏のイメージする宗教音楽の歌い方を、自らが歌い音楽造りをする。また合唱団員は、エネルギッシュで妥協を許さない指導に圧倒され、知らず知らずの内に、氏の手にある細い白い魔法のタクトに操られ、池宮音楽に引き込まれ、本番を迎えるのである。この表現は、氏の指導を受けたことのない方は、大げさなように聞こえるかもしれないが、氏を知る方々は頷いていただけることと思う。
 氏の業績は多々あるが、特に1969年ルーテル教会より、宗教に関する学問、芸術研究の業績におくられる「リード賞」、また1993年6月に「キリスト教視聴覚教育賞」の受賞は、氏のキリスト教音楽のスタンスを象徴する受賞である。

池宮英才
 池宮英才先生は2003年11月21日に急逝されました。
謹んで哀悼の意を捧げます。

■常任指揮者 東京芸術大学卒業。幼少の頃よりピアノを始める。芸大在学中はクラリネットを専攻。ピアノを滝崎鎮代子、クラリネットを千葉国夫、室内楽を細野孝興の各氏に師事。オルガンは今井奈緒子氏の指導を受ける。合唱の伴奏経験を通して、しだいに合唱曲や宗教曲の分野への活動分野を拡げる。芸大90周年記念演奏会の室内楽奏者に選ばれる。卒業後はオーケストラ、室内合奏などの演奏の他、ソロリサイタルも数多く行う。芸大バッハ・カンタータ・クラブに在籍し、小林道夫氏の薫陶の下に主にバッハの宗教曲作品を研究すると共にオルガン演奏の研鑽も積む。宗教曲や古い鍵盤音楽の演奏もしだいに多くなり、現在は指揮、オルガン、通奏低音による宗教曲作品演奏の他、声楽家や器楽演奏者とのアンサンブル、作曲と幅広く活動。オルガンリサイタルのほか、東京大学教養学部オルガン演奏会、フランス文学会オルガン演奏会、ドイツ文学会オルガン演奏会などに出演。 現在、茗荷谷キリスト教会聖歌隊指揮者、オルガニスト。日本オルガニスト協会会員。日本オルガン研究会会員。渋谷混声合唱団、女声合唱団アンサンブル・フローラ、東京アマデウス合唱団、三菱東京UFJ銀行合唱団、明治学院大学グリークラブ指揮者。
水野克彦

■ピアニスト

東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、同大学院音楽研究科修了。文化庁特別派遣芸術家在外研修員としてイギリスに派遣され研鑽を積む。第13回国際古楽コンクール<山梨>チェンバロ部門最高位受賞。日本演奏連盟のオーディションに合格し、東京文化会館にて室内楽リサイタルを開催。2005年文化庁ニューアーティストシリーズに選出される。これまでに小澤征爾指揮の演奏会、都留音楽祭に出演するほか、国際ダブルリード・フェスティバルの公式伴奏を務める。

2017年にリリースしたソロアルバム「<1685> 後期バロックの3巨匠」は音楽現代推薦盤に選出されるなど、音楽誌上で高い評価を受けた。2016年〜2018年国立音楽大学講師。現在、千葉経済大学短期大学部講師、横浜バロック室内合奏団メンバー、日本チェンバロ協会運営委員、東京クリスマスオラトリオアカデミーピアニスト。

平野智美